Linux から Windows へ

Linux でデスクトップ環境を構築するのをこの春でやめた. 丸21年間 Linux を主OSとして使ってきたが, 今は Windows 8.1 Pro を使っている.

Windows に移行してもいいんじゃないかと思いはじめたのは, ウェブブラウザーばかり使っていることに気づいたとき. メールもカレンダーも Todo も専用アプリケーションではなくブラウザーの中で動いている. それらをちゃんと動かすため, Arch Linux に Firefox や Chrome を入れて使っていた. それ以外に毎日起動するのは Emacs だけで, これは org-mode と howm 専用だった.

ここ12年ほどは Linux だけでなく Windows もないと困ることが多く, 常に2台のPCを動かしていた. Windows だけにすればPCも1台で済む. というわけで試しに Arch Linux なしで春から過してみた. ファイルのバックアップが手軽にできるかどうかだけが不安だったが, Linux で使っていた Duplicati も動くしOS標準の 「ファイル履歴」 機能も十分実用的だった. org-mode は LaTeX を経由して自分用の印刷物を書くために使っていたので, Word 2013 にしてしまっても特に問題にはならなかった. howm だけは代替物がないので NTEmacs を試してみたがどうも違和感が消えず, それならばと今まできちんと使ったことのない Vim + QFixHowm にしてみた.

以来4か月. 完全に Linux 抜きで生活している. Linux そのものは今後も使いつづけるつもりではあるけれど, 大学でVAXを使っていたころのようにキャラクターベースで使うつもり. 国内の Virtual Private Server を契約してSSHで遠隔ログインというのがいいんじゃないかと思っている.

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ibus-kkcの単語登録

ibus-kkcで新JIS配列が使えるようになったのでmozcから乗り換えてみた。SKKの辞書を使っているとのことなのでSKKのような使い勝手なのかと思ったが,ごく普通の連文節変換で日本語入力ができた。

単語登録の方法

SKKに少し似たところといえば,単語登録に別のソフトが要らず品詞の指定も要らないという点。たとえば「神々櫛」を「かがぐし」という読みで登録するときには以下のようにする。

  1. なんとかして「神々櫛」を画面に出す(「かみがみ」と「くし」で変換)。
  2. 「神々櫛」を選択してAlt+R(目に見える変化はない)。
  3. 続けて「かがぐし」という読みを入力。
  4. 変換操作をすると一発で「神々櫛」が出る。
  5. そのまま確定操作。

登録された単語はSKKと同様にテキストファイルで保存される。場所は~/.config/ibus-kkc/dictionaryの下。

しかしこの辞書ファイルを直接いじることはあまりなさそう。誤登録してしまった単語を消すには,変換操作でその単語が表示されたときにCtrl+Backspaceを押せばよいから。

片仮名変換は要らない

SKKで片仮名語を入力するときには q で直接片仮名に変換するのが基本だが,ibus-kkcでは辞書にない単語をとりあえず片仮名に変換してくれる。そのまま確定すれば辞書に単語登録されるので,次からはちゃんと一発で変換できるようになる。

ibus-kkcで新JIS配列

Arch Linux で ibus-kkc/libkkc をインストールすると /usr/share/libkkc/rules 以下にNicolaやazikなどのローマ字仮名変換表が置かれる。しかしGUIの設定画面からはそれらを有効にはできなさそう(何か見落としているのかな?)。新JIS (廃止された JIS X 6004)の設定は見当たらなかったし,そもそも自分はアルファベットの配列も Colemak に変えているのでローマ字仮名変換表は自作しなければならない。

ibus-kkcの設定画面から「動作」タブを選び「タイピング方式」を「かな」にすると, ~/.config/ibus-kkc/rules の下に kana というディレクトリーができる。その下の rom-kana/default.json が仮名入力状態でのローマ字仮名変換表なので, /usr/share/libkkc/rules/kana/rom-kana/default.json をここにコピーしてから新JIS配列になるようにアルファベットの部分を書き換えた。これだけでちゃんと新JIS配列になった。

QTMでの失敗

先ほど「また新JIS」という記事を投稿した際,保存をしないまま投稿してQTMを終了させてしまった。そうするとWordpress上にだけ記事が存在する状態になる。小さな記事だからそのままにしておくことにしたが,次からは気をつけねば。

QTMを使ってみる

org-mode がバージョン8になり,org2blog が機能しなくなった。パッチを作ってくれた人がいた ので前回の投稿はそのパッチをあてたorg2blogでしてみたが,ほかのエディターも試してみる気になった。

条件はテキストファイルとして保存できること

オフラインで記事を書くためのエディターに求める機能はただ一つ,HTMLではなくただのテキストファイルとして手元にファイルを残せること。

その条件に合う単体のブログエディターは意外に少なく,QTM しか見つけられなかった。QTMはMarkdownに対応していて(外部のプログラムを呼び出しているだけだけど),Markdownで書いたファイルがそのまま保存される。画像の投稿機能がないのが残念だけど,自分がそんなに画像を投稿するとも思えないのであまり問題にはならない。

GNOMEひどい

ThinkPad X121eのArch LinuxではCPUの遅さを考慮してXfceを入れていた。 けれどもキーボードまわりの設定が柔軟にできないので, GNOMEかKDEに変えることにした。

デスクトップPCでKDEを使っているので, まずは久しぶりにGNOMEを入れてみた。 インプットメソッドフレームワークにはuimを使うよう~/.xprofileに設定したが, どういうわけか環境変数XMODIFIERSなどが書き換わってしまって使えない。

ウェブを検索したら, Fcitxでの対処法 と同様にすればよいと分かった。 ところがそうしてしまうとQWERTYとColemakの切り替えもできなくなってしまう。 今のGNOMEはインプットメソッドフレームワークもキーボード配列も同列に扱っているようだ。

半ば強制される形でiBusにするのもしゃくだったので, ThinkPadでもKDEを使うことにした。 こちらはなんの問題もない。 AMD E-300では遅いかと思っていたが, 心配していたほどではなくいらいらせずに使えている。

ウェブを検索していたときに見つけた irix_jpさんの記事 のおかげでタッチパッドも無効化できたし, 中央ボタンを押しながらのトラックポイント上下でスクロールさせられるようにもなった。 使い勝手は大幅に向上。

Arch Linux からGL07SのBluetoothテザリングを使えるようにした

Arch Linux でBluetoothを使うには, 基本的に WikiのBluetoothのページ に書かれているとおりにすればよかった。 bluezを入れて起動させ, Bluemanを入れればXfce4からペアリングできる。 ファイルをGL07Sに送りつけることまでは確認した。

問題はGL07SによるBluetoothテザリング。 Wikiの netcfg Tips のページ にある Bluetooth tethering with pand の項に設定方法があるけれど, 指定するインターフェース名が分からなかった。 例で使われているbnep0ではないだろう。

これについては Bluetooth テザリング可能なスマホに NOVO7 Fire で Bluetooth-PAN 接続するメモ が参考になった。

pand --connect GL07SのBluetoothアドレス

で接続したら, あとはipコマンドなどでインターフェース名を見ることができる。

Bluetooth tethering with pand の例から書き換えるのは INTERFACEとBTADDRの行だけで済む。 書き換えたらnetcfgコマンドを使えばBluetoothテザリングができるようになった。

KDEの動いているデスクトップPCでハイブリッドスリープ

Arch Linux の動いているデスクトップPCでハイブリッドスリープが使いたくなった。 パーティションを切り直して充分な量のスワップを確保し, ハイバネーションとハイブリッドスリープが動くようにすることはすぐにできた。 しかしKDE(というよりLancelot)のメニューにはハイブリッドスリープがない。

/etc/systemd/logind.conf で電源スイッチにハイブリッドスリープを割り当てても無視されてしまう。 systemd-inhibit –list すると分かるように, KDEが電源管理を奪ってしまうため。

デスクトップPCで細かい電源管理をする必要はないし, ハイブリッドスリープ以外のスリープやハイバネーションも要らないので, KDEの電源管理にはお引き取り願うことにした。 Startup Services から Power Management を外して準備完了。 電源スイッチを押せばハイブリッドスリープするようになった。

今までちょっとした外出のときにスリープさせていたが, これがハイブリッドスリープに替わることで万が一の停電に対する不安がなくなった。

最近のTeXはすごい

いろいろ理由があって長いことTeXを使っていなかった。 ここ数年はインストールすらしていなかったが, 事情が変わってまた使ってみようと思った。 少し調べてみたら随分と進化していて驚いた。

ShareLaTeX Blog などのウェブページにて, 英語版(というより日本語化されていない版)の TeXがどう変わっていったのかを知った。 どうやらPDFを吐くpdfTeXが結構前から使われていて, さらにUTF-8に対応したXeTeXやLuaTeXが存在するようだ。

このXeTeXかLuaTeXならどちらも日本語が使えそうだけど, LuaTeX-ja というプロジェクトがあるLuaTeXを選んでみた。 TeX Live 2012 に入っているとのことなので Arch Linux で TeX Live パッケージをインストールしたらすぐに使えた。

LaTeXのソースからタイプセットさせると PDFが出力されるのには妙な開放感のようなものを覚える。 日本語フォントの指定も楽にできて便利だ。 自分用に印刷する文書の作成はこれでいくことにしよう。 LaTeX関連の本はすべて捨ててしまっていたので新しく買う羽目になったけど。